化学療法根治治療 ~ 精巣原発悪性リンパ腫ステージⅣ その10 ~

 

11月18日 PM

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2017年罹患時の出来事から再投稿の為、

過去記事を閲覧いただきましたフォロワーの方には何卒ご了承をお願い申し上げます。

ブログ開設当初の『アメブロ』から転載記事ではありますが、

稀なケースの為、後の患者様、医療関係者様の【情報源】として参考になるよう、

過去の記録を添削・整理しながら記憶を辿り再び書き記すものである。

 

 

亡くなった友人に闘病の決意を伝え地元に戻るとすぐに入院した。

ここから先は未知の世界であり、

どんな治療になるかすら想像がつかなかった。

 

先に入院したクリニックとは違い、

今回は地元でも大手の総合病院、

新設という事もあるがさすがに設備が新しく看護スタッフの数も比較にならない。

私が入院する病室は最上階にある血液内科病棟で、

東棟は移植治療患者用の完全無菌室、西棟は半分が無菌室だが半分は一般病棟になっていた。

勿論私はその時点では移植の予定が無かったので西棟の一般病棟に入ることになった。

 

初日は色んな手続等を済ませ、

夕方外来が終わってから主治医によるカンファレンス。

私の病状と今後の治療方針の説明があったのだが、

前述したように私には白血病に準ずる根治治療が必要との判断で、

CD20抗体リツキシマブ+CHOP療法を計8クールに加え、

メトトレキサート(MTX)の髄腔内注射、所謂(髄注)を8回、

更に対側精巣に30Gy(グレイ)の放射線照射という長丁場の治療スケジュールになった。

 

MTX髄注については、

精巣原発のDLBCLは中枢神経(脳)への転移が多く知られているという事での処置、

また対側精巣への放射線照射についても再燃の可能性が高いとされる為である。

 

カンファレンスでは化学療法R-CHOPでの治療効果が見込めない場合、

(造血幹細胞移植)についても3クール後のPET検査の結果により検討しているとの説明を受けた。

想像していた以上結構大げさなことになっているようで気持ちが滅入る。

化学療法による副作用についての説明も多くあったが、

その時の状況を考えると内心(生きるか死ぬか)の選択であり、

医師の判断にお任せするしかなかったのが本音だった。

 

『十年程前まで悪性リンパ腫は治療の成績も悪かったのですが、

リツキサンが認可されてから随分(寛解)まで行けるようになったんですよ。』

 

主治医のその言葉だけが今信じるものだ。

 

癌などの疾病では(完治)と言う表現を使わず(寛解)という表現になる。

最終的に目指すは(寛解維持)なのだ。

 

病棟内は幅広い年齢層の患者さんがいらしたが、

男性女性凡そ半分ずつと言った感じだっただろうか?

映画等で知られるように、

副作用による脱毛を隠すためにっとキャップを被った患者さんが多かった。

男性に比べ女性は紙が抜け落ちる事への抵抗が大きいだろう。

洗面所やのごみ箱には至る処で大量の髪の毛が散乱していたのが印象的だ。

 

以降8か月間もの長い間私もその仲間に入ることになった。。

 

【その11】に続く

 



最後まで読んでいただき有難うございますm(_ _)m

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break timeⅧ 2017年12月まで ~ 精巣原発悪性リンパ腫闘病記-448 ~


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