11月16日 PM
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2017年罹患時の出来事から再投稿の為、
過去記事を閲覧いただきましたフォロワーの方には何卒ご了承をお願い申し上げます。
ブログ開設当初の『アメブロ』から転載記事ではありますが、
稀なケースの為、後の患者様、医療関係者様の【情報源】として参考になるよう、
過去の記録を添削・整理しながら記憶を辿り再び書き記すものである。
Yクリニック退院当日。。
Y院長から告げられた本当の病名は、
【びまん性大細胞b細胞リンパ腫】医療用語でDLBCLという事だ。
日本の悪性リンパ腫罹患者では一番多いとされる病型だ。
私の場合もその特異的マーカーであるCD20が陽性で、
細胞の増殖マーカーであるKI-67は非常に高い(活発)と病理結果に記載されていた。
ただし、非常に多いとされる病型が為に標準療法が確立されているのが救いだ。
従来のCHOP療法にCD20抗体リツキマシブを併用した(R-CHOP療法)と言うらしい。
私が退院の時点で理解していたのはこれだけだった。
病巣(原発組織)は取り除いたのだから、後は予備治療。
血液癌だという事で避けては通れない。
精巣腫瘍ならば経過観察にもできただろうが、
私の場合そういう訳にいかないのだろう。。
色々思考を巡らせたが私に治療ができるはずも無く、
Y院長から頂いた紹介状を持って退院したその足で血液内科のある(I病院)に向かう。
問診対応したのはその病院のU院長だった。
病院長でもあるが後に聞いたところでは血液内科の医師として著名な方の様だ。
『連絡があったばかりですが早速来られたんですね。明日くらいかと思っていました。』
得体のしれない病気を抱えて考える時間は意味がない。
余計なストレスを抱えるばかりである。
ここでの問診は私にとって意外な事ばかりだった。
先ずは私の原発、つまり精巣が原発の悪性リンパ腫はDLBCLでも稀なケースという事。
また、中枢系(脳・脊髄)への転移が多く認められている事。(予後不良群)
そして白血病に準ずる根治治療が必要になるという事。
抗がん剤など無縁な人生だったのだが、
白血病に準ずる根治治療とは如何程か??
私にはまだ想像も出来なかったし、
『予備治療と言ってそんなに大げさなものか?』とも考えた。
いずれにしろ(俎板の鯉)が変化したわけではないので、
なるようにしかならないし覚悟を決めなければならなかった。
実際の担当医師はT医師。
私よりいくらか上だろうが、年齢より若く見え感じの良い先生だ。
診察で今後の検査スケジュールをサクッと聞いたところで、
いきなり『骨髄液を採取させてもらいます。』の声。
どうやら(マルク)という検査をしなければならないようだ。
血液内科に通われた方はよくご存じだと思うが、
このマルク検査は骨盤辺りに針を刺し骨髄液を採取する。
骨髄液を引き抜かれる時には何とも言えない不快感で、
まるで魂が抜かれるような思いだ。
針を刺す瞬間は先日の手術での下半身麻酔とデジャブした。
その後は数日間検査の連続だった。
造影CTやMRI他複数の検査を終え、
残る検査はPETを残すのみとなったが、
ここでまた全く予想していなかった大きな落とし穴が待っていたのである。。
【その9】へ続く
最後まで読んでいただき有難うございますm(_ _)m
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