悪性リンパ腫治療開発 ~ 悪性リンパ腫とその後-190 ~

 




10月16日 PM

 

退院以降はめっきり眺める事が無くなった『悪性リンパ腫』についての治療情報。。

自身の治療で目いっぱいと言う事もあったが、

復職後時間が取れない事もあり書物をあさる事も無くなりつつある。。(´・ω・`)

だからと言って慢心がある訳でも無いが。。

 

今日昼休みに少しネットで情報を撮ってみると、先月開催された『日本臨床腫瘍学会学術集会』の

内容より、『造血器腫瘍の治療概念の進化』について引用でご紹介したいと思う。。

ご存知の方は読み流してくださいませ。。m(_ _)m

 

第16回日本臨床腫瘍学会学術集会・シンポジウムより(第1回・悪性リンパ腫)

悪性リンパ腫に新しい分子標的薬が登場、がん免疫療法の臨床試験も進む

治療開発は層別化がキーワード

八倉巻尚子=医学ライター

 

~前略

【びまん性大細胞型B細胞リンパ腫】
標準治療は変わらずR-CHOP療法、今後は遺伝的な層別化が重要に

 びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)は、成人非ホジキンリンパ腫の3分の1を占め、「治癒可能であるのが特徴である」と石澤氏は話した。治療には化学療法であるCHOP療法(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)に、分子標的薬であるリツキシマブを併用したR-CHOP療法が標準的に使われている。

 以前はCHOP療法が標準治療であったが、細胞障害性抗癌剤のみの治療では、「治療効果は頭打ちであった」。そこに分子標的薬のリツキシマブを加えることで、B細胞性リンパ腫の予後は大きく改善した。その後、さまざま薬剤や併用療法の臨床試験が行われてきたが、R-CHOP療法を超える効果のある治療法は見つかっていない。現在、リツキシマブをCHOP療法開始から週1回連続8回投与するRW-CHOP療法の臨床試験が日本で進行しており、その結果が期待されている。

 一方で、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫は、遺伝学的に大きく2つに分けられ(胚中心B細胞型と活性化B細胞型)、予後が違うこともわかってきた。比較的予後が悪い活性化B細胞型のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫では、治療歴のない患者を対象に、免疫調節薬であるレナリドミドとR-CHOP療法の併用、あるいは分子標的薬のibrutinibとR-CHOP療法の併用と、R-CHOP療法単独を比較する第3相試験が行なわれており、この結果は間もなく発表される見込みだ。

~中略

【濾胞性リンパ腫】
腫瘍量によって異なる治療、新しい抗体薬の治療に期待

 濾胞性リンパ腫は、悪性リンパ腫全体の20%を占める。基本的に治癒は難しいが、リツキシマブが使われるようになって「予後は改善している」と石澤氏。進行期の濾胞性リンパ腫に対する治療は、症状がない、または軽度の症状の「腫瘍量が小さい」場合と、何らかの症状がある「腫瘍量が大きい」場合にわけて考えられている。

 「腫瘍量が小さい」濾胞性リンパ腫の治療は、リツキシマブあるいは待機療法(経過観察)が標準的に行われている。「腫瘍量が小さい」患者を対象に、リツキシマブと待機療法を比較した臨床試験では、リツキシマブによる早期介入で次の治療の開始までの期間が長くなることが示された。しかしこの試験での「腫瘍量が小さい」とした基準が現在では当てはまらないことから、日本で新たにリツキシマブの早期介入を検討する試験(JCOG1411)が行われている。

 「腫瘍量が多い」患者では、リツキシマブ併用化学療法(導入療法)を行い、効果があった患者を対象に、その状態を維持するためのリツキシマブの投与(維持療法)と経過観察を比較する試験(PRIMA)が行なわれた。その結果、リツキシマブ維持療法を行ったほうが無増悪生存期間(PFS)は長く、10年間のフォローアップの結果でも良好だった。このため「腫瘍量が多い場合、リツキシマブ併用化学療法とリツキシマブ維持療法が基本な治療になった」。

 ところが「それを変えたのがオビヌツズマブである」(石澤氏)。オビヌツズマブはリツキシマブと同様に、B細胞表面のCD20という分子を標的にした分子標的薬で、2018年7月にCD20陽性の濾胞性リンパ腫の治療薬として日本で承認された。その背景となった臨床試験では、治療歴がない濾胞性リンパ腫患者において、オビヌツズマブ併用化学療法による導入療法とオビヌツズマブ維持療法は、リツキシマブを用いた導入療法と維持療法に比べて、PFSを有意に延長することが示されている。そのため今後はオビヌツズマブを用いた導入療法と維持療法が「腫瘍量が多い」場合の標準治療になるとした。

続き全文はソースで

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/report/201809/557833.html

 

医療の進歩が目覚ましいことは今更言うまでもないが、

嬉しいことに悪性リンパ腫の一部については、

今後治癒できる疾病として確立されつつあると予期させる内容だ。。

 

勿論罹患して以降の予後が今後どう変化していくかは誰にもわからない事ではあるが、

少なくとも治療についての選択肢の幅が広がる事は、

私達にとっての光明である事に間違いない。。

 

微熱のせいで今日の体調は70%です。。(´・ω・`)




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