会社に午前中だけの休暇をもらい、
行ってきたのは規模的には中堅どころの某総合病院。
ここは全国にある総合病院で、
受診した理由は2つ!
私の人間ドックによる検査記録が8年分ほどあるという事と、
血液検査を自院でやっているので当日その結果が解り、
診断が早いだろうという事でした。
受付を済ませ、
待合でしばらくすると看護師さんの問診?
から始まり検温。
この日なぜか微熱で37.3℃。。。
『風邪とかひかれてますか?』
『いえ いたって健康なつもりですが。。』
『もう一度測りましょうね』
結局、微熱があったものの、
自覚症状というか全く想定していない発熱で
本人もびっくりでした。
そして泌尿器科の先生による診察開始。
先ずは問診から。
『どうされました?』
『精巣が硬化してきて若干大きくなった気がするんですが。。』
『よくそんなに言って来られる方いるんですよねぇ。。
まあ大したことないと思うけど、
ちょっと見てみようか?
じゃ そこに横になって』
本当にこんな対応でした(苦笑)
そして触診。。
『ん?? こりゃあぁ。。 違うな。。
本体(精巣)だね。。いや左右全然違う。。
(看護師さんへ)ちょっとエコー開いてる?』
『血液検査とAFPマーカー!』
先生自身の予想と違ったのか、
そのままバタバタ超音波検査と採血へ。。(・・;)
※この時私の心境は、
やっぱり精巣腫瘍だったのかな。。と
初めて『癌』という病気を意識していました。。
診察室に戻ってもやはり清掃腫瘍の疑いがある事と、
そうであれば早目の摘出手術が必要
との先生の見解を説明。。
血液検査の結果が1時間程かかるとの事で
その辺りをうろうろ。。
そして1時間後。。
『エコーでは腫瘍は見られないねぇ。
(検査)技師はリンパ腫を疑ってるみたいだけど。』
『血液検査もマーカー正常だねぇ。。困っちゃったな。。』
『2週間後もう一回来てくれる?』
思わず苦笑いするしかない。
この時の結果(後から画像アップしますね)
AFP…2.85
HCGβ…この日測定せず
LDH…155
その他の炎症反応等も無しでした。。
精巣腫瘍に関するブログをよくご覧になっている方は
↑の検査内容や数値については熟知されていると思いますので
割愛させていただきました(。-人-。)
私も同じ精巣腫瘍を患われ、
ご自身またはご家族の闘病記を
公開された皆さんのブログで
大変勉強させていただきました。
このブログも今後の精巣腫瘍/悪性リンパ腫の方の症例サンプルに
なればとの思いで書いております。。
『何かの間違いか。。』
『でもこんなに硬いのが元に戻るとは思えない。。』
『でも大丈夫かも。。』
『2週間もこのままかよ。。
精巣腫瘍だったら転移が早いから
早期手術が必要なんじゃないの?』
この辺の葛藤は
何らかの重篤な病気を経験された方なら
ご理解いただけると思います。。
今はインターネットで
いくらでも予備知識が揃う時代です。
悪い先入観は仕方ありません。。
不安と葛藤しながらも、
仕事に集中して2週間が経ち
ようやく再診の日が来ました。。
そして今。。
この日が私の運命の分かれ目だったと考えています。。。
検温ではまたも微熱の37.0℃(今でも理由は解りません。。)
『どうされました。。』
この一言で私少しキレ気味。。
『いや 前回の診察で2週間後に来てくださいと言われたので。。』
『何か変化がありますか?』
『いや そのままで変わらないですね。。』
『あなたの場合は、
血液検査を見る限り特に問題もないし大丈夫でしょう。。』
このやり取りの時間は
2分とかかっていないでしょう。。
正直な感想は、
2週間後に再診を告げておいて、
ただ問診だけで再度血液検査や触診すらすることもなく
『問題ありません』と患者を帰すのは
医師としては如何なものでしょうか?
こちらも忙しい中、
午前中だけとはいえ仕事を休んでまで来てるんですから
職務怠慢を言われても仕方がないと思いますが、
これを読んでいる皆さんはどう思いますか?
この診断で私がもし先生の言う事を鵜吞みにして、
良いほうに解釈していたら。。
私の悪性リンパ腫は後には
全身に転移していたのかもしれません。。
高位精巣除去手術を終えた今ですら、
片方の精巣が無くなった事以外に
食欲低下や体重減少どころか、
何の変化も感じていないのが現実ですから。。
後述しますが、
最終的に私の病期については
術後約二週間を経て4期にまで進行していました。
納得出来ない私は医療検査機関に勤める友人に電話し、
自宅近くの泌尿器科を聞いてみることに。。
その③へ続きます
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